哲学科Department of Philosophy
哲学は知を恋する心。幅広い視点で、物事を深く考える力を身につけます。

哲学を学ぶこととは、変わりゆく世の中に流されることなく、世界と人間をめぐるさまざまな課題について考察し、探究する技法を身につけることです。哲学科では、古今東西の思想家が記した文章を通じて思索の深みに触れ、人間を取り巻く諸問題と向き合いながら、自分の考えを論理的に整理して説明し、他者と理性的に対話する力を磨いていきます。哲学科の学問領域は、哲学?倫理学、美学?芸術学、キリスト教学、日本思想史学、生命?環境?社会の哲学の5つです。
学科の特徴
1自分の関心?興味に応じた自由な学び

学生は自分の関心に応じて自由に講義や演習に参加することができます。幅広い分野の多様な学びを通して視野を広げ、関心を持ったテーマを深く考察することで、心に知的な栄養を与えていきます。
2原典重視の学び

外国語の文献、日本語の古文、古代漢語の文献など、原典に直接に向き合うことを重視しています。これこそが哲学的な真理探究の予備的な訓練であり、特に古代の先哲の言葉を通してその息づかいを感じることは、なにものにも代えがたい喜びをもたらします。
3演習形式の授業で哲学的な議論をする

少人数の参加者がともに考え、議論を重ねてゆく演習形式の授業にも力を入れています。講義が知識の習得を目的とするなら、演習は知識に基づく思想形成の試みであり、議論を通じてそれを実践するのは、二千数百年にわたる哲学の古い伝統です。
学びの分野
哲学?倫理学
哲学?倫理学のさまざまなテーマについて、それらが思索されてきた歴史を振り返り、現在の諸問題と関連づけて理解する。
- 学びのキーワード
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美学?芸術学
美や芸術に関する思想や、日本?西洋?東洋の美術史を学び、美的体験や芸術制作についての洞察を得る。
- 学びのキーワード
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キリスト教学
聖書や神学、現代におけるキリスト教とその価値観、キリスト教音楽?美術?文学など、キリスト教について幅広く学ぶ。
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日本思想史学
古代から現代までの日本人の世界観、美意識、宗教などを多面的に学ぶ。
- 学びのキーワード
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生命?環境?社会の哲学
科学技術、環境、医療、人権などをめぐる諸問題について、現代社会の諸相や国際社会の情勢を踏まえながら、徹底した議論ができるように理解を深める。
- 学びのキーワード
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学びの流れ
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卒業後の進路
本学科の卒業生は、広い視野、論理性、自由な発想を身につけ、金融、マスコミ、IT関連、サービス業、小売業などの一般企業に多く就職しています。その他にも、法律事務所の秘書職や澳门黄金城赌城,黄金城电子游戏機関、教育?公益機関など幅広い就職実績があります。

- 【その他】
- 宿泊業、飲食サービス業/公務(他に分類されるものを除く)/教育、学習支援業/製造業/生活関連サービス業、娯楽業/電気?ガス?熱供給?水道業/運輸業、郵便業
取得できる免許?資格
- 中学校教諭一種免許状(社会?宗教)
- 高等学校教諭一種免許状(地理歴史?公民?宗教)
- 小学校教諭二種免許状※
- 幼稚園教諭二種免許状※
- 日本語教員
- 博物館学芸員
- ※教員免許状の取得条件は、こちらをご確認ください。
教員紹介

伊豆藏 好美 教授
西洋近世?近代哲学、倫理学、社会思想史

加藤 和哉 教授
キリスト教学、西洋中世哲学、キリスト教学、生命倫理

加藤 好光 教授
美学芸術学、美的体験、芸術制作、自然学

上石 学 准教授
美学芸術学、間主観性、芸術論

佐藤 紀子 専任講師
西洋近現代哲学、フランス哲学、哲学的?宗教的実践

長野 美香 教授
日本の思想、日本の宗教、日本のキリスト教

山田 庄太郎 准教授
キリスト教学、西洋中世哲学、世界の宗教