1. HOME
  2. ニュース
  3. 復興支援活動〈USHひとづくり?まちづくりボランティア in 南相馬〉(2024年度3月期)を実施

ニュース

復興支援活動〈USHひとづくり?まちづくりボランティア in 南相馬〉(2024年度3月期)を実施

本学が続けている東日本大震災?福島第一原発事故被災地の復興支援活動「USHひとづくり?まちづくりボランティア in南相馬*」の3月期派遣が、3月17日から3日間行われました。今回の活動には、3学科の2年次生と基礎課程の1年次生の、合計5名の学生が参加し、一般社団法人カリタス南相馬のご協力のもと、これまでの派遣でも関わりが深かったさゆり幼稚園の引越し作業のお手伝いをしました。

初日のカリタス南相馬のスタッフの方のお話や、3日目の現地視察で訪れた小高区にある「おれたちの伝承館」と「小高工房」、浪江町の「震災遺構?浪江町立請戸小学校」、双葉町の「東日本大震災?原子力災害伝承館」、富岡町の「東京電力廃炉資料館」を通して、様々な視点から語られる東日本大震災当時の状況や現在の南相馬について学ぶことができ、現地で聞く?知ることの大切さを実感しました。

今回の派遣を通して、「福島との繋がりを止めないこと」をそれぞれに、そして皆で考えました。

【学生の感想より】
?様々な立場の人から話を聞くことで、偏った考え方ではなく、多方面から物事を見ることができることは、このボランティアプログラムの魅力だと感じた。個別に訪問する際とは異なった体験ができ、何度訪れても新たな発見がある。
?今回は、さゆり幼稚園の引っ越しのお手伝いでボランティアに参加したが、その活動を通して、支援することとはなんなのかということを考えさせられた。復興が進んできてはいるものの、まだまだ解除されない避難区域や、崩れたままの家屋が並ぶ市内を見て、自分たちには何ができるのだろうと考えた。
?今回の派遣では、南相馬の人々との交流を通じて、復興への希望と課題を深く感じた。特に、震災後の地域の人々がどのようにして立ち直り、未来を見据えているのかを実感することができた。
?意見交換会でも話題に上がったように、「食」をテーマに子どもたちと触れ合い、食事の際に生まれる何気ない会話から、まずは彼らを知ることから始めるのも一つの方法だろう。子どもたちをはじめ、福島の方々の心の扉をそっと開き、その中にお邪魔させてもらうような気持ちを大切にしながら、福島への想いを共有する仲間を増やしていきたい。

*「USHひとづくり?まちづくりボランティア in 南相馬」は、聖心女子大学主催?日本財団ボランティアセンター共催の活動です。また、南相馬市より宿泊費のご支援をいただいています。

 

ゴミの分別作業
引っ越しのお手伝い
現地視察