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ネパールの子どもたちとゴミ問題を考えるスクールプログラムを実施
このたび、ネパールにて11名の本学学生が、早稲田大学やネパール?ナショナルカレッジの学生とともに、10日間のフィールドスタディを行いました。本学学生が企画したスクールプログラムでは、ネパール(ポカラ)にてShree Kalika Secondary Schoolの子どもたち(小学校4~5年生)と一緒にゴミ問題を考えるワークショップを、英語でのコミュニケーションを通じて実施しました。ネパールの一大観光地であるポカラで生じているゴミ問題を自分事としてとらえ、どのような町にしたいか、そのために自分には何ができるかを子どもたちと一緒に考えました。子どもたちは「もったいない」精神を世界に広めるための動画「Mottainai Grandma」の視聴や、将来の夢や目標を具体的に可視化する「Dream Tree」の製作を楽しみながら、ゴミ問題について考えていました。
このスクールプログラムは、Nepal-Japan Projectとして約20年間続く交流プロジェクトの一環です。このたびのネパールでの活動では、早稲田大学の学生の企画で、ツーリズムに関する社会調査をネパール(カトマンズ、ポカラ)にて聖心女子大学とネパール?ナショナルカレッジの学生と一緒に行ったり、ネパールの自立をサポートするWomenSkill Development Organizationを訪問し講話をいただいたりしました。
(教育学科教授 杉原真晃)
参加した学生の声:
?自分なりの拙い英語力でもコミュニケーションを取ろうとする姿勢を育むことができたため、人と関わることへのハードルが低くなったと感じた。10日間の集団行動を通して、対人関係での自分の立ち回り方や必要な役割など、自分を含め周りを客観視する力を養うことができた。
?これまで、大勢の集団の中で自分の意見を述べると、周りの人に変に思われたり、自分の意見が集団に迷惑をかけるのではないかと不安で、流されてしまうことが多かった。しかし、今回の活動を通じて、自分が意見を言わなければ思うように進まないことや、意見を言っても受け入れてもらえる環境があることに気付き、積極的に発言できるようになった。


